重度心身障害児の支援〜私の基盤〜

重度心身障害児の支援〜私の基盤〜

重度心身障害児の支援〜私の基盤〜

おはようございます♪

昨日は、「知ってもらいたい家族がいる」写真展に行ってきました。

https://peraichi.com/landing_pages/view/sittemoraitaikazokugairu/

重度心身障害というものをご存知ですか?

重度の肢体不自由と重度の知的障害が重複した状態のことを指します。

写真展は重度心身障害児と、そのご家族の写真展です。

私は、10年ほど障害児支援に携わってきましたが、

新卒から7年程は、重度心身障害児のクラスを担当していました。

私の原点については過去にも書いたことがありましたが、

https://kujirano-note.biz/2021/07/13/%e7%a7%81%e3%81%ae%e5%8e%9f%e7%82%b9%e3%80%9c%e3%81%9f%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%81%b2%e3%81%a8%e3%81%a4%e3%81%ae%e3%81%9f%e3%81%8b%e3%82%89%e3%82%82%e3%81%ae%e3%80%9c/

私が障害児保育の勉強を始めたときから、重度心身障害児の支援とは深い縁があったように感じています。

高校生の頃、オレンジデイズに憧れてw

手話部に所属していました。

部活の活動で、養護学校へのボランティアに行っていました。

そこで初めて重度心身障害児とかかわることになります。

初めは戸惑いました。

コミュニケーションの取り方がわからない。いわゆる言語やジェスチャーでのリアクションが返ってこないからです。

一方的に自分から話しかけることに高校生の頃は頭を悩ませていました。

大学に入り、障害児保育を専攻していたので、養護学校への実習がありました。

ここでも、肢体不自由の養護学校へ行くことになりました。

この頃は、重度心身障害児とのかかわりはなんとくなくイメージはついていましたが

教育という観点から、子どもたちへどのような経験をしてもらうか。

ケアの基礎を学んできました。

そして、就活。

児童発達支援事業所を教授に紹介してもらい、一度見学に行きました。

むしろここで初めて発達障害児とかかわることになります!

こんなお仕事がしてみたいな!と思い、面接を受けることに。

無事採用され、クラスが配属されると重度心身障害児のクラスへということでした!

これは、もう、縁しか感じないw

これまでの経験があったので、スムーズに仕事に馴染むことができたと思います。

なんだかんだで7年ほどこのクラスにいることになります。

新卒から7年。ホントにいろんなことがありました。

医療と福祉の共存に悩んだこともあります。

命の危機に直面したことや、悲しいお別れをしたこともあります。

でも、重度心身障害児とのかかわりは本当に豊かなものでした!

難しい〜と言われがちでしたが

まずは、子どもたちの笑顔がほんと、とてつもなくかわいい!!!

一人の子とじっくりかかわることができる。

自分からのアプローチで小さなサインが返ってきたときの喜び!

ゆっくり、ゆっくりだけど、その子のペースで成長している姿

お母さんたちの、子どもへより良い経験をさせてあげたいという思い。

事業所の垣根を超えて、その子にかかわるすべての事業所で連携していくシステム

ここでの経験が今の私の原点になっていると

昨日の写真展で気付かされました。

写真展では、重度心身障害児とそのご家族の素敵な笑顔がたくさんありました。

発達!発達!モードになっていたけど

子どもたちのこの笑顔をたくさん見たい!ということが一番大切だと

改めて実感することができました。

重度心身障害児のお子さんは医療的ケアを必要とするお子さんも多くいます。

重度心身障害児の療育はまだまだ充実しているとは言えません。

重度心身障害児がその子らしく、子ども同士のかかわりのなかで

たくさんの経験が積めるように、

さらに療育の充実がなされていけばいいなと思います。

それでは、また♪

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