療育手帳って必要?

療育手帳って必要?

療育手帳って必要?

こんにちは!今日は「療育手帳って必要?」という題にしました。

療育手帳について支援に携わってきて感じることを書いてみようと思います♪

ぜひ最後までご覧ください♪

療育手帳って?

はじめに、発達が気になる子の支援の中で、保護者の方から「療育手帳って必要ですか?」「取ったほうがいいですか?」と聞かれることが多かったです。

そして、療育手帳についての質問に、なんて答えたらいいだろう・・・というのが支援者の思い。

それくらい難しい問題です。

では、療育手帳とは何か?ということですが、

療育手帳とは、知的障害のある方が申請できる手帳です。

この手帳を取得することで、障害があることの証明書になります。

そのため、手帳を取得するには、診断が必要になります。

次に、なぜ療育手帳についての質問が多いのか?

それは、特に幼稚園でお子さんに対して加配の先生が必要だとなった時。

療育手帳があることで園に補助金が入ります。

補助金があることで、加配の先生を雇うことができるので、加配が必要なお子さんに、療育手帳を取得するようにお願いするというケースが多いようです。

また特別支援学校に入学する際にも、障害児であることの証明として提出が必要になるようです。

療育手帳のメリットは?

では、療育手帳を取得することのメリットは?

療育手帳を取得することで、

  • 公共料金の割引
  • 助成金制度
  • 税金の軽減

などが受けられます。また、障害者雇用にも応募できる。ということもあります。

療育手帳のデメリットは?

一方、療育手帳を取得するデメリットについてですが、

療育手帳をもっていることで生じるデメリットはありません。

ですが、療育手帳を取得することでの実際のところを次に書いていきたいと思います。

療育手帳って必要?

これまでの内容からだと、療育手帳に何か問題ある?と感じる方もいるかもしれませんが、

実際に取得された保護者の方を見てきて感じたこと。

それは、「障害名を突きつけられたショック」が大きいということ。

療育を受けるときには、診断名は必要ありません。

これまでは診断名がない状態で支援を受けてきた我が子に「自閉スペクトラム症」などの診断名がついてしまう。証明されてしまう。

ことへのショックはとても大きいものです。

「自閉スペクトラム症」とわかることで、今まで理解できなかった子どもの行動の意味がわかった。対応がわかった。ということもありますが、それはかなり後のこと。

ショックから立ち直ることのほうが大変です。

保護者の本音としては、助成よりも診断がつかない方が、はるかに救われるという話を聞いたことがあります。

なので、私が保護者の方から質問されたときはこのようにお伝えしてきました。

「療育手帳を取得すると税金の軽減などのメリットはありますが、支援を続けていくにあたり、必要はありません。幼稚園で必要と言われたとか、メリットが大きい!と感じたときが、必要なときだと思います。」

つまり、保護者の方が納得して取得することが大切だということです。

支援者の方へ

私のように、療育手帳について質問された職員の方も多いことと思います。

対応に悩まれた職員の方も多いことでしょう。

ですが、大切なのは、選択するのは保護者の方だということです。

なので、私達支援者ができることは、事業所での様子を丁寧に伝えること。

保護者の方の思いに耳を傾けること。

そして、変わらず支援をしてくれる場所であり続けるということだと思います。

支援者である私達は、一緒に決断をすることはできません。

私達ができることは、気持ちに寄り添うことまでです。

迷われている保護者の方へ情報は必要な場合もありますが、線引は注意しましょう。

最後に

ということで、療育手帳についての簡単な説明と支援のときの実際について書いてきました。

療育手帳というのは、正直、それだけ繊細な問題です。

療育手帳がレッテルに感じてしまうという保護者の方の本音も耳にしてきました。

ですが、先述したように、かかわりの手立てになる、

たとえば医療費の助成が受けられる。などのメリットもあります。

様々な情報を整理しながら、納得できる選択をしていただきたいと思います。

ということで、最後までご覧いただきありがとうございました♪

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