発達が気になる子の「できない」
発達が気になる子の「できない」
こんにちは!今日は発達が気になる子の「できない」について書いていきます!
わかっているようでわかっていないこともある!
ぜひ最後までご覧ください♪
はじめに〜発達が気になる子の「できない」
はじめに療育に携わっていた頃、新入職員からの相談でこんなことがありました。
「A君は〇〇ができないからどうしたらいいですかね?」
支援アプローチを考えていても迷ったときは、丁寧なアセスメントが大切!
そこで「できない」について深く考えてみましょう!
発達が気になる子の「できない」の違い
では、「できない」にはどのような違いがあるのでしょうか?
ここから一つずつ見ていきましょう!
①わからないからできない
はじめに、これがいわゆる「できない」のイメージだと思います。
言われていることがわからない。
やり方がわからない。
わからないからできない
②指示に応じるのが苦手でできない
次に理解する力はあるけど
落ち着きがなかったり、注意力が低いために一斉指示が入りにくい。
または拒否がある。
指示に応じるのが苦手でできない
③わかるけど表出できない
そしてわかっているけど協調運動の発達や言語の発達に遅れがある
緊張しやすいためなどが原因で表出できない
だからできない
④わかっていないけど見かけ上できているように見える
最後にわかっていないけど、話を合わせるのが上手、人の真似をすることが上手。
などにより見かけ上できているように見えているというケースもあります。
でも、わかってはいない。できているということではない。
発達が気になる子の「できない」の違いから
このように同じ「できない」にも違いがあるのです。
「できない」の背景を理解することで有効なアプローチも変わってきます。
発達検査上は①〜③はすべて「できない」に認定されます。
数値上ではわからないこともあるのが子どもの発達。
つまり、その子に寄り添った丁寧な支援をするためには、
数値にばかりとらわれるのではなく、その子のありのままの姿にも目を向けることが大切です。