発達が気になる子にかかわる全ての人へ
発達が気になる子にかかわる全ての人へ
こんにちは!今日は療育にかかわってきた私が、実際に支援を利用する当事者となって感じたことを書いてみようと思います♪
子どもにかかわるお仕事をされている方、発達が気になる子の保護者の方に読んでいただけたらうれしいです!
ぜひ最後までご覧ください♪
はじめに
我が家には発達ゆっくりさんの息子(2歳半)がいます。
性格はおとなしい方で、家庭の中では育てづらさを感じるような落ち着きのなさや、癇癪はありません。
ただ、保育園での生活では、お友達と同じようにできないことが多く、療育はこれまでも検討してきました。
昨年末に、保育園との面談があり、落ち込むことや気づきも多かったことで、
保護者や子どもに寄り添うってどういうことかということを考えるきっかけになりました。
保育園の面談についてはこちら↓
発達が気になる子にかかわる全ての人へ
さて、保育園での面談を経て支援とはなんだろうと考えました。
はじめに、発達が気になる子が支援を受けたり、支援級に行くなどを決めるのは誰でしょう?
それは、本人であり、保護者です。
そんなこと、わかっていますか?
ですが、親身になるが故にやってしまっていることもあるかもしれません。
例えば、「あの子、絶対療育行ったほうがいいよね!」
「普通級は無理でしょう。説得したほうがいいよ」
など、職員間で話したことを、決めつけて、誘導するように話してしまっていませんか?
保護者は、言われなくても十分すぎるほどわかっています。
なぜなら、子どもを一番そばで見ているのは、親だからです。
「発達遅れているな」「どうしてあげたらいいかな」一番身近な存在だから迷うんです。
療育を受けるか迷う理由
例えば、療育を受けるか迷う保護者はどんな理由があるでしょう?
もちろん、発達のことはなんとかしてあげたい。
でも、兄弟のことや家計のこと、ママの仕事のこと。
療育を受けると、少なからず生活に変化が生じます。だから迷うんです。
本当に必要な支援とは
そこで、療育が必要だ。早期療育が必要だ。と言われても、簡単に決断できないこともあるわけです。
例えば、受給者証の申請に子どもを連れて行かなければいけない。
事業所を調べて見学に連れて行かなければならない。
通うまで一苦労だということを、本当に理解していますか?
正直、私はそこまで理解していなかったように思います。
当事者になって初めて、大変さを体感しています。
さらに、保護者によっては家庭でじっくりかかわりたい家庭もあれば、仕事を大切にしている家庭もある。
療育に預けることがその家庭のベストだと決めつけるのは正しいとは言えません。
つまり、発達が気になる子やママを支えるために大切なことは「ママが、保護者が、どう子育てしたいか」を決めるためのサポートをするということだと私は思います。
そして、その家庭にベストな選択ができるためには
家庭以外での子どもの様子を客観的、発達的視点からみた評価や
子育てや支援の選択肢などたくさんの情報が必要です。
発達が気になる子にかかわる全ての人へメッセージ
最後に、親身になって一緒に考えてくれる存在が必要だったり、行動を促す必要があるケースもあるでしょう。
そのような存在が保護者の救いになるということも多くあると思います。
でも、大切なのは、決めるのは本人であり保護者であるということ。
そして、今目の前にいる保護者は、様々な葛藤を経て、ここにいるということを理解してかかわることが大切だと思います。
あたたかな支援は、本人に、保護者に届いています。
寄り添うということを改めて見つめ直してみるといいですね♪